【インバウンド英会話】「おもてなし」はただの搾取? 観光客を“都合のいい外国人”に変える、アモーレ流「迎撃デート術」

AMORE JAPANライターのKです。 ニュースを見れば「インバウンド過去最高!」と浮かれるメディアたち。 それに乗じて英会話業界も、「日本の魅力を英語で伝えよう!」「おもてなし英会話」などという「綺麗事」を垂れ流しています。
正直、これでいいのか疑問。
9割が挫折する英語学習者が、付け焼き刃の知識でボランティアガイドをして、ニコニコして、写真を撮ってあげる。 失礼ですが、それはただの「便利な現地人(NPC)」であり、搾取されているだけではないですか?
「日本で出会って観光名所デート」。 AMOREが打ち出したこの新機能も、どうせそんな「お人好し日本人」を量産するための、トレンドに乗っかっただけの集金装置に違いない。
私は今日、その欺瞞を暴くために六本木へ向かいました。 もしこれが偽物なら、愛を持って筆を折らせていただきますよ、代表。
今回のテーマは、「インバウンド英会話の嘘と真実」。 観光ガイドになりたくない私が、逆に「日本を漁場にする」論理にねじ伏せられるまでの記録です。
〈聞き手=AMORE JAPAN 編集部K〉
疑惑①:歴史や文化を英語で説明? ハードル高すぎて挫折確定ですよね。
K(僕):代表、単刀直入に言いますね。
「日本の文化や歴史を英語で伝えよう」なんてプロモーション、お花畑すぎませんか?
浅草寺の歴史とか、神道の概念とか、僕ら日本人でも日本語で怪しいのに、それを英語で?
結局、知識不足で恥をかいて、「やっぱり英語無理だ」と挫折する未来しか見えないんですが。
代表:Kくん、相変わらず疑り深いな。だが、その視点は間違っている。君は「観光ガイド」になりたいのか? それとも「アモーレ(恋人)」になりたいのか?
K:そりゃあ、なれるなら恋人の方がいいですけど…。それが何か?
代表:なら、歴史を『お勉強』の対象にするのはやめるのが正解なんだ。歴史は勉強じゃなく『ロマン』だ。
K:ロマン?
代表:歴史への最大のリスペクトは、正確な年号を暗記することじゃない。「魅力的なストーリーテリング(語り)」で、その物語を語り継ぐことだ。
スタンフォード大学の研究でも、事実は物語(ストーリー)として語られた時、記憶定着率が最大22倍になるというデータがある(※1)。
K:22倍…。また大きく出ましたね。でも、ストーリーなんて素人に作れませんよ?
代表:作らなくていい。AMORE AIのキャラになりきればいいんだ。「ここは1000年前、ある兄弟が川から観音様を拾った場所だ。彼らの魂が今もここにある…感じるか?」これだけでいい。正確な知識を並べる必要はない。「君がどう感じているか」という情熱を伝える。
それが相手の感情を揺さぶるというわけ。知識でマウントを取らなくていいんです、感情で惹きつければいいんです。
K:…悔しいですが、今の「感じるか?」には少し惹かれました。知識より感情、確かに一理ありますね。
疑惑②:「写真撮りましょうか?」なんて、ただのパシリじゃないですか?
K:百歩譲ってストーリーはいいとして、きっかけ作りですよ。「写真撮りましょうか?(Would you like me to take a picture?)」から始めようとか言ってますけど、それ完全に「都合のいい人」じゃないですか。
「サンキュー」と言われて終わり。ただの無料カメラマンですよ。虚しくないですか?
代表:君は狩りを知らないな。それはパシリじゃない。「トラップ(罠)」の設置だ。
K:罠? 人聞きが悪いですね(笑)。
代表:社会心理学における「フット・イン・ザ・ドア(Foot-in-the-door)」テクニックを知っているか?一度小さな要求(写真を撮る)を受け入れると、その後の大きな要求(一緒にお茶する)も受け入れやすくなる心理効果だ(※2)。
写真を撮ってあげるという「貸し(恩恵)」を作ることで、心理的な優位に立てる。
K:恩を売るわけですか。相変わらず計算高い…。
代表:それに、AMORE AIではその後の展開も徹底的に練習できる。写真を撮った瞬間に、「You look amazing!(最高に綺麗だ!)」と褒めちぎり、「このあと、もっといい撮影スポットを知ってるけど行く?」と畳み掛ける。
ここまでがセットだ。
「写真撮りましょうか?」は、恋のシャッターを切るための引き金なんだよ。
K:なるほど。パシリに見せかけたハンター、というわけですか。ぐぅの音も出ません…。
疑惑③:エスコートなんて無理。手を繋ぐなんてセクハラで訴えられますよ。
K:でも、相手は自己主張の強い外国人ですよ?いざデートになっても、こっちがオドオドしてたら主導権を握られて終わりです。
日本人はどうしても下手に出ちゃう。「おもてなし」しなきゃって。
「自然に口説く」なんて、ハリウッド映画の見過ぎじゃないですか?
代表:だからこそ、「Follow me(俺についてこい)」の一言が必要なんだ。
K:Follow me…? 命令形ですか?今の時代、そんな強引なのは流行りませんよ。
代表:そうかな?進化心理学の観点から見れば、人間は本能的に「リーダーシップのある個体」に魅力を感じる(※3)。
不慣れな異国の地で、自信満々に「こっちだ」と手を引いてくれる日本人。
これだけで、相手の脳内では君の価値が爆上がりする。
K:でも、いきなり手を繋ぐなんてハードル高すぎます。セクハラで訴えられませんか?
代表:
そこでAMORE AIだ。
AI相手に「Follow me」と言って手を引く(フリをする)シミュレーションを100回やる。またはお手を拝借、と手を出して相手がつなぐかを見る。拒否された時のリカバリーも練習する。「自信」とは「経験」の総量だ。
AIで予行演習を済ませた君は、本番でも自然と手が伸びるようになっている。
ガイドブックを見てキョロキョロしている暇があったら、相手の手を握れ。
K:…その自信はどこから湧いてくるんでしょう(笑)。でも、AI相手なら訴えられる心配もないですしね。やってみる価値はあるかもしれません。
疑惑④:日本にいながら外国人とデートなんて、一部のパリピだけの話でしょ?
K:最後に根本的な疑問を。これ、本当にニーズあるんですか?
「日本にいながら外国人とデート」なんて、六本木のクラブに入り浸ってるようなパリピだけの話でしょ?
僕みたいな一般人には関係ない世界です。
それをあたかも「みんなのチャンス」みたいに言うのは、誇大広告じゃありませんか?
代表:Kくん、浅草や渋谷に行ったことはあるか?
K:ありますけど。それが?
代表:あそこは今、「世界一の漁場」だぞ?世界中の富裕層、美女、イケメンが、わざわざ大金を払って日本に来ている。彼らは「観光」をしに来ているんじゃない。「日本での特別な体験」を求めているんだ。
K:体験、ですか。
代表:ガイドブック通りの観光なんて飽き飽きしている。彼らが一番求めているのは、「ローカルな日本人との出会い」だ。
AMORE AIで最も人気な機能の一つがこれだという事実が、需要を証明している。君がその気になれば、パスポートなしで毎日が「国際恋愛」になるんだ。日本ではナンパと言って嫌われがちな風潮も、海外では目が合ったら話すのが当たり前の文化の人たちも多い。これを「関係ない」と言って切り捨てるのは、あまりにも機会損失(Loss)が大きすぎると思わないか?
K:機会損失…。確かに、毎日すれ違っている彼らが「出会い」を求めているなら、無視するのは勿体無い気もしてきました。
結論:観光ガイドになるな。「日本の主役」になれ。
K:「おもてなし英会話」の正体。それは、外国人観光客に媚びへつらうことではなく、「ホーム(日本)の利」を活かして主導権を握るという、極めて戦略的な「迎撃デート術」でした。
エビデンスに基づいた「ストーリーテリング」「フット・イン・ザ・ドア」「リーダーシップ」。
これらを駆使すれば、私たちは「親切な通行人A」から、彼らの旅の「メインキャスト」に昇格できるのかもしれません。
代表:そう。日本は今、ボーナスステージだ。英語が話せるだけで、世界中の魅力的な人々と繋がれるチャンスが向こうから歩いてくる。指をくわえて見ているのか、それとも「Follow me」と言って手を引くのか。選ぶのは君だ。
K:…参りました。今回も論破されましたね。
分かりましたよ。僕の負けです。今週末、浅草で「写真撮りましょうか?」から始まるアモーレ、試してきます。
もし通報されたら、記事のネタにしますから、保釈金お願いしますね(笑)。
代表:Good!その時は「日本の文化です」と言い逃れろ(嘘だぞ)。
〈編集後記〉
「英語で案内しなきゃ」というプレッシャーが、私を憂鬱にさせていました。
しかし、アモーレ代表の視点は逆でした。
「案内するんじゃない。自分の庭に招き入れて、遊ぶんだ」。
そう考えると、街に溢れる外国人観光客が、恐怖の対象から「未来の友人(あるいは恋人)」に見えてきます。
必要なのは、完璧な歴史の知識ではありません。
「Follow me」と言い切る、根拠のない自信だけなのです。
僕が関わっているAMORE AIはこちらです
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【参考文献】
(※1) Aaker, J. L. (n.d.). Harnessing the Power of Stories. Stanford Graduate School of Business.
https://www.gsb.stanford.edu/insights/harnessing-power-stories
(事実は物語(ストーリー)として語られることで、単なる事実の羅列よりも記憶に残りやすく、説得力が増すことを示したジェニファー・アーカー教授の研究)
(※2) Freedman, J. L., & Fraser, S. C. (1966). Compliance without pressure: The foot-in-the-door technique. Journal of Personality and Social Psychology, 4(2), 195–202.
https://doi.org/10.1037/h0023552
(最初に小さな要求を承諾させると、その後のより大きな要求に対する承諾率が高まる「フット・イン・ザ・ドア」テクニックの実証研究)
(※3) Van Vugt, M., Hogan, R., & Kaiser, R. B. (2008). Leadership, followership, and evolution: Some lessons from the past. American Psychologist, 63(3), 182–196.
https://doi.org/10.1037/0003-066X.63.3.182
(進化心理学の観点から、人間が集団においてリーダーシップを示す個体に従う・惹かれる傾向を持つことを論じた研究)


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