通訳に頼るしかなかった男が、自力で英語ピッチを成功させるまで

通訳に頼るしかなかった男が、自力で英語ピッチを成功させるまで

“乾杯”すら言えなかった夜


上海・外灘。
歴史的ホテルのバンケットホールでは、合弁調印式のリハーサルが進んでいた。

榊ユウト(27)は、その控室の窓から黄浦江を眺めていた。

(英語の挨拶、まだ決めてない)

テーブルには、投資家やパートナー企業の肩書がずらり。
式典冒頭、彼が「ウェルカムトーク」を任されていた。

けれど数時間前、ある出来事があった。

乾杯前、ある外国人投資家が気さくにこう話しかけてきた。

「Cheers to the new partnership, yeah?」
(新しいパートナーシップに乾杯だね?)

──ユウトは、声が出なかった。

頭が真っ白になった。
出てきたのは、震えた笑顔と、曖昧なうなずきだけ。

(“Cheers”すら言えないのか、自分は…)

彼は中学のとき、英語の「過去進行形」で挫折して以来、英語に苦手意識を持っていた。
成績はずっと赤点ギリギリ。

それでもアプリマーケターとして独立し、
海外展示会にも出た。
ただ、質問タイムになると、また「無言」になった。

(また誰かに訳してもらうしかないのか)

その夜、彼は焦りながら検索していた。

「英語 伝わらない 恥ずかしい」

ヒットしたサービス名は、MOTERU。
そのキャッチコピーに目が留まった。

「変わるのは英語力じゃない。“伝え方”のほうだ。」

「10min Mission」ボタンを、彼は迷いながら押した。

10分で変わった、自身の言語化レベル


画面に現れたのは、欧米系の女性キャスト。
背景にはニューヨークのロフト風の部屋。
グラスを片手に、自然な笑みを浮かべていた。

「First time doing this kind of thing?」
(こういうの、初めて?)

ユウトはうなずき、こう言った。

「Yeah. I usually hide behind the app.」
(ええ。普段は、アプリの中に隠れてます)

キャストは笑いながら首をかしげた。

「Then let’s get you out of hiding.
Say something bold — like you own the room.」
(じゃあ、隠れるのはやめて。
この部屋の主役みたいに、思い切って話してみて)

彼は一呼吸おいて、口を開いた。

「We build apps that don’t just get downloaded — they get remembered.」
(僕たちのアプリは、ただDLされるだけじゃない。
“記憶に残る”アプリをつくってる)

その瞬間、彼女の目が少しだけ見開かれた。

「See? That’s what I was waiting for.」
(今の、ずっと待ってた)

その10分間、彼は初めて、
「自分の声が、相手に届いた」感覚を得た。

アプリの数字じゃ測れない、“伝わる力”があると知った。


自力でつかんだ調印式の拍手と、NYへの野望


そして、式典当日。

榊ユウトは、通訳の力を借りず、英語で立ち上がった。

「Thank you all for being here.
Today isn’t just a signature — it’s a signal.
A signal that we’re ready to go global, together.」
(今日はただの署名ではありません。
私たちが、世界へ共に挑む“合図”です)

会場には静寂と、拍手が続いた。

あの乾杯の夜、うまく笑えなかった彼はもういなかった。

式後、外国人投資家のひとりが握手を求め、こう言った。

「You’ve got presence.
We need that kind of energy in New York.」
(君の存在感はすごい。
ニューヨークでも、そんなエネルギーが必要だ)

彼の目標だった「NYビルボード」も、夢ではなくなった。

MOTERUがくれたのは、文法の正解じゃない。

10分で言語化を助ける体験だった。

英語が話せるようになったというより、
「自分の言葉で、誰かの心を動かす感覚」を初めて知った。

それは、単語帳でも、スピーチ原稿でも学べなかったもの。

今の彼には、自分の“声”がある。
通訳ではなく、自分の言葉で、世界とつながれる力が。

『MOTERU』
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