伝える力で、組織を変える。英語スピーチが導いたCEOの逆転リーダー論
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英語プレゼンを断ってしまった悔しい思い出
ケープタウンのワイナリー。
社員研修で訪れたイノベーションサミットの一角にあるテラスで──
宇佐美カズ(34)は、目の前に広がるブドウ畑をぼんやりと眺めていた。
少し前、あるシーンが頭から離れなかった。
社内の若手メンバーからの一言。
「カズさん、あの外資系の役員向けの英語プレゼン、お願いできませんか?」
──その瞬間、喉が詰まった。
「いや…ちょっと俺より英語慣れてる人に頼んでほしい」
自分でも、声のトーンが低かったのがわかった。
(なぜ断ったんだろう…)
プレゼンの資料は自分が一番深く作っていた。
リーダーシップ論も、自信はあった。
けれど、英語になると、気持ちが逃げた。
昔、英単語帳を500語覚えようとして、30語で心が折れた日を思い出す。
「結局、話せないまま終わるんじゃないか──」
Slackの英語スレッドに、誰かが貼ったURL。
「10min Mission - 伝わることがゴールの英会話」
その夜、迷いながらも、登録ボタンを押していた。
MOTERU10分ミッションが変えた、伝わる英語
画面越しに現れたのは、白人女性キャスト。
洗練されたラウンジのような空間、グラス片手の余裕の笑顔。
「You look like you’re holding back something.」
(なにか、我慢してるように見えるわ)
カズは苦笑しながら言った。
「I’ve always been good at helping others speak… but never myself.」
(人を導くのは得意でも、自分が話すのは苦手で)
「Then let’s break that. Tell me something you believe — like you mean it.」
(じゃあ今こそ壊してみて。あなたが信じてることを、本気で話して)
一呼吸おき、彼はこう言った。
「Leadership is not about control. It’s about clarity — about seeing yourself clearly first.」
(リーダーシップとは支配じゃない。明確さなんだ。まず、自分自身をクリアに見ることから始まる)
女性キャストは、ふっと目を細めた。
「That’s… beautiful. You just led me — with your words.」
(素敵ね。あなたの言葉で、私、導かれた気がした)
英語が“正しく言えた”わけじゃない。
でも、伝わった。
「これが…“話す”ってことかもしれない」
言葉の奥にある、思いが動いた10分だった。
もう一度やってきた英語スピーチのリベンジ
それから数週間後。
再びケープタウンのワイナリーで開かれたイノベーション・サミット。
カズは、外資企業の役員陣の前に立っていた。
今度は、逃げなかった。
「When leaders lose clarity, teams lose direction.
That’s why self-awareness is not optional. It’s essential.」
(リーダーが自分を見失うと、チームも進むべき道を見失う。
だから“自己認識”は、オプションじゃない。不可欠なんです)
静まり返ったテーブル。
役員のひとりが、グラスを置いて言った。
「You speak with conviction. I like that.」
(あなたの言葉には信念がある。いいですね)
さらに続けた。
「Let’s continue this. I want you to train our Asia leadership team.」
(この話を続けたい。アジアの幹部研修をお願いできるかな)
やったぞ。彼は承認されたことを嬉しさを感じた。
あの日、自分の言葉に詰まった男は、もういなかった。
MOTERUがくれたのは「英語力」じゃない
英語の“正解”なんて、カズは今も知らない。
でも、今の彼は「自分の言葉で、誰かの心を動かす」ことができる。
それは、単語帳じゃ学べなかった。
発音の点数でも、文法の完璧さでもない。
相手の記憶に、想いを刻む“伝わり方”。
MOTERUがくれたのは、そんな「惹きつける力」だった。
『MOTERU』
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