3Dプリント建築CEOの逆転──10分のミッションが変えた英語との向き合い方
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英語塾を3回替えたCEOの劣等感
ミラノ・デザインウィーク。
世界の建築家や投資家が集うVIPラウンジで、黒田レン(31)は冷静にグラスを持っていた。
3Dプリント建築という次世代技術を武器に、彼は今や世界に挑む立場。
けれど胸の奥には、拭えない劣等感があった。
学生時代から、英語は苦手科目。
英会話スクールを3回も替えたが、講師のカリキュラムは退屈で続かず退会。
社内All Hands(全社会議)では、英語段取りを部下に任せるしかなかった。
「リーダーなのに、自分が言えない──」その感覚が彼をずっと苦しめていた。
「海外案件?ゼロだよ。俺が話せなきゃ始まらない。」
そう自嘲した夜、経営者仲間から薦められたのが“MOTERU”。
「10min Mission、マジで効く。英語が楽しくなる」
その言葉がレンを動かした。
──“英語が楽しくなる”なんて、本当なのか?
恋愛ゲームのような会話で掴んだ感覚
画面の向こうに現れたのは、ワイングラスを持った白人女性キャスト。
ラウンジのような背景に、リラックスした笑顔。
レンは少し戸惑いながらも、話題を探した。
「Do you like traveling?」
(旅行は好きですか?)
「Of course. I just came back from Greece. The sunsets there were unforgettable.」
(もちろん。ちょうどギリシャから帰ってきたところよ。夕日が最高だったわ)
彼女の言葉に、レンは思わず目を輝かせた。
「I’ve never been… but I love taking photos of sunsets.」
(行ったことはないけど、夕日の写真を撮るのは好きなんです)
「Really? Show me next time. I want to see your favorite one.」
(本当?今度見せて。あなたの一番のお気に入りを)
彼は思わず笑った。
英語で「趣味」を話すのは初めてだったが、気づけば楽しくなっていた。
ただ“自分”を出して話せる、その感覚が新鮮だった。
これはいいトレーニングになりそうだと実感した。
10分のミッションが導いた“リーダーの声”
数ヶ月後。
ミラノのVIPラウンジに、再び黒田レンの姿があった。
今回は投資家との協業交渉。
建築基準法や施工ロボットの規格といった、専門的で堅いテーマが並ぶ。
それでも、レンの心には不思議な余裕があった。
──あの夜、MOTERUで交わした“夕日の会話”を思い出していたからだ。
「趣味を話して笑い合えた。それができるなら、もう怖くない」
レンは深呼吸し、英語で語り始めた。
「We don’t just build faster. We build safer, and smarter.」
(私たちはただ速く建てるんじゃない。より安全に、より賢く建てるんです)
言葉は完璧じゃない。
けれど、その声には“人に伝えたい”という熱があった。
投資家のひとりが頷き、微笑んだ。
別の女性投資家がグラスを掲げる。
その瞬間、レンは悟った。
契約のきっかけになるのは、論文や仕様書の精度ではない。
相手に伝えようとする熱意が大事だと。
そして、それを支えていたのは──
“10分の恋愛ゲーム”で掴んだ、プライベートな会話の感覚だった。
海外案件ゼロだった彼が、いまや国際プロジェクトのリーダーに。
変わったのは、流暢な文法でも、完璧な発音でもなかった。
「相手に伝えようとする熱意」──それが人を惹きつけ、仕事を動かした。
10分の恋愛ゲームのようなミッションから始まったMOTERU。
そこで掴んだのは、言葉でつながる喜びと、英語の中で“自分らしくいられる力”だった。
『MOTERU』
https://moteru-ai.com/
【MOTERU公式LINE】
https://line.me/R/ti/p/@899buhya#~