言葉のあとに、心が残る──ビール醸造家にMOTERUが教えた“余韻力”

言葉のあとに、心が残る──ビール醸造家にMOTERUが教えた“余韻力”

Slackは無反応。英語コメントも断った僕が、“乾杯”でつながるまで


静岡・富士山が見渡せるラウンジ。

吉岡タケル(28)は、自社ビールを手に、外国人ゲストとの乾杯に笑顔を浮かべていた。
だがその胸の奥には、ある“敗北感”が居座っていた。

──数ヶ月前、メディア取材での英語コメントを断った。

醸造所の哲学や素材のこだわりを英語で伝えられず、PRチャンスを自ら逃した瞬間だった。

英語学習はしていた。ビジネス英会話アプリもダウンロードした。
でも、AI音声の「冷たさ」に、どうしても乗れなかった。

「言いたいことはあるのに、伝わる気がしない。」

Slackでは海外のパートナーからのスレッドが“既読無視”状態に。
英語の温度感に、ずっと悩まされてきた。

そんな時、会員制の寿司屋で出会った実業家に言われた。

「お前、MOTERU向いてると思うよ。“言葉”じゃなく、“伝わり方”を教えてくれるから。」

10分で変わるのは、発音でも文法でもない。
人を惹きつける「伝え方」のほうだった。

英語は、ただの説明じゃない。“演出”という名のホスピタリティ


初回セッションの画面に現れたのは、栗色の髪を後ろでまとめた女性キャスト。
白いTシャツにデニムのシンプルな装い。

「So, what do you want your guests to feel after that first sip?」
(ねえ、その一口のあと、お客さんに“どんな気持ち”になってほしいの?)

──なんだ、その質問は。

「味」でも「香り」でもなく、“感情”を尋ねてくるなんて。

気づけば、吉岡はいつになく熱く語っていた。

「静岡の風景とともに、記憶に残るような…“余韻”を届けたいんです。」

彼女は軽くうなずいたあと、こう返してきた。

「Then start with that. Let your English carry the aftertaste.
(じゃあそこから始めよう。あなたの英語にも“余韻”を宿らせて。)

テンプレートの英会話ではなく、彼自身の言葉で話す練習が始まった。

・「We use Mt. Fuji’s water.」ではなく、「You can taste the mountain air.」
・ゲストの目を見て、“Why don’t you try this one next?”と誘う

英語は、“会話”じゃない。“演出”だった。

どこか、ビールと似ていた。
苦味や深みだけじゃない。最後に残る“感覚”こそが、記憶をつくる。

MOTERUが教えた五感のレッスン


ある日、醸造所ツアーにやってきた欧米からのゲストグループ。
その日、ガイドは吉岡本人だった。

「This one here is our signature pale ale—fermented right over there.」
(こちらが僕たちの代表作、あの発酵タンクで仕込んでるペールエールです)

「Try it slowly, and tell me what kind of mood it gives you.」
(ゆっくり味わってみてください。どんな気分になるか、教えてほしいんです)

一言ごとに、ゲストたちの目が輝いていくのが分かった。

“うまく言えたか”より、“伝わったかどうか”で判断できるようになった。

英語スレッドも、いつの間にか活性化。
以前は「了解」しかなかったメッセージが、
「Love how you put that, Takeru!」
「This sentence tastes like hops.」なんて返されるように。

MOTERUが教えてくれたのは、“言語”じゃなく“感覚”。

伝えるとは、正確に訳すことじゃない。
相手の心に“残る”ことだ。
ビールの余韻のように──言葉の先に、人が惹きつけられていく。

『MOTERU』
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